トップ＞デザイン展＞デザイン展に出展するまで 日本フラワーデザイン大賞（NFD・日本フラワーデザイナー協会主催）のプティデザイン部門 に作品を出展した時の過程を順を追ってご紹介します。 ・写真をクリックすると、大きなものが見れます。 １．デザインを考える デザインを考えることは、難しいけれど楽しいことでもあります。テーマや色彩、何からでもイメージ出来ます。ただ、デザインにも時代があり流行があるので一人よがりではいけないと言われています。私の場合は、本（花の本に限らず）などを見ながら、イメージします。特に、今回はプティデザインだったので、小さくするにはどうすればいいのか考えながら、決定しました。 ２．デッサン画を書く ＜デッサン画＞ 恥ずかしながら・・・ デッサン画クリックで 大きなもの見れます デザインが決まったら、デッサン画を書きます。絵が下手だから書けないとあきらめないで下さい。私も、絵は苦手です。デッサン画は、イメージが伝われば良いようです。それが、花であるか葉であるか判別できれば大丈夫。けれど、せめて丁寧に心をこめて描きたいですね。 ３．試行錯誤する 作品を実際に、作ってみると思うとおりにいかないことが、たくさんあります。時に、苦しみになったりしますが、達成できた時の喜びは、かけがえの無いものになります。問題を解決することで、いろんなことを学びます。花材選びや色彩、自分の甘さなど・・・。 ４．花材選び デザイン展当日は、朝早く大田市場へ行き、前日までに、手に入らなかった花材を購入しました。市場へ行くと、たくさんの種類の花があるので余分なものまで、つい買ってしまいます。市場なので、１０本や２０本単位で売られています。吟味してる間に、売れて無くなってしまうことや、あせりすぎて他の店で、もっと良いものを見つけることもあり、花材を買うのも勉強のうちだということに気が付きます。良い花屋さんを見つけて、日頃から仲良くしておくと良いですよ。展示会場は、蛍光灯の灯りや熱気などで暑く、花の元気がなくなってしまうことがあるので、花材選びは気を付けたいですね。 ５．作品製作 作品は、できるところまでは作成し、展示会場で完成させるといった人がほとんどでした。（コラージュやアクセサリーは別です。）アレンジなど大きな作品を作る人は、完成させて持ち込むのは、難しいようです。私は、完成させて作品を持ち込みましたが、次の朝、メンテナンスに行ってびっくり、花がしおしおに乾燥していました。 ６．反省する 出展者の作品を見ると、自分の勉強不足が身にしみます。会場には、入賞の有無にかかわらず、すばらしい作品がたくさんあります。自分の作品を持って帰りたい気持ちをおさえつつ、来場された方の「かわいい」と言ってくれた一言を励みにし、今度はもっとかんばるぞと心に誓ったのでした。 ご意見・ご感想はこちらまで